太平洋戦争とは
太平洋戦争のキーマンたちの、考え方や当時の判断などについて言及した本です。比較的中立的に書かれていて、良いと思いました。太平洋戦争の主に軍側について考えるときにとても参考になる本だと思いました。
もっと取り上げて欲しい
評価は人それぞれの考え方がありますし、拠るべき資料などもしっかりと挙げているので良いと言えます。
ただ、惜しむらくは対象にしている将たちの数が少ないと感じます。
旧日本軍、たとえ太平洋戦争で実戦の指揮を取った、あるいは戦争指導に関わった軍人に限っても、もっとたくさんいます。
名将か愚将かは評価が分かれるでしょうが、「大逆転」というならばもっと多くの将を論評して欲しい、そう感じます
リーダーとは
太平洋戦史上の人物にスポットライトをあて、その評価をもう一度見定めていこうとする試み。その人物がその行動をとった背景・動機、行動の枠組みなどに言及され、割に妥当な評価がなされているとの印象です。人物評はそのときの客観的条件に照らして行わないと危険なものになりますが、そうしたことが意識されていて全体的に(コピーとは裏腹に)穏健なものとなっていると思われます。文中にもありますが、東条英機や近衛文麿などに共通する旺盛な天皇に対する忠誠心(一方で国民に対する皆無な責任感)は、今ではなかなか想像しがたいものがあります。戦時のこうしたリーダーの価値観を知った上で、起こったことを理解しようとすることは、意味のあることだと思います(ちなみに第六章 近衛評は、なかなかの出色。) したがって、著者は自らの価値観を持ち、自らを律したリーダーに対し評価が高く、石原莞爾・阿南惟幾・井上茂美などの評が面白い。石原は軍人として「戦争とは何か」というテーマに対し理念・哲学を持っていたこと、阿南が終戦時自決することで陸軍のクーデーターを封じ込めたこと、井上の海軍省と軍令部との駆け引きにおける頑固一徹ぶりなどは、強く印象的に残ります。 何らかの教訓があるとすれば、自分の身の回りの危機に左右されず、長期的・広い視点でものごとを見定める資質がリーダーに求められるのであり、まずはそうしたリーダーを育て、据えられる仕組みが必要、といったようなことではないでしょうか。
タイトルに惹かれてみたものの。。。
偉い人にありがちな独善的というか思い込みで書かれて いる本です。 資料を丁寧に調べての著作というより、現代の視点から 書かれています。 それも偏った視点で。。。 一応、資料をそれなりに調べられているようですが、 何を参考にしたのかの記載が少なすぎます。
タイトルに惹かれたものの。。。
タイトルに惹かれて本書を購入いたしました。 これまでの定説を覆すような新説を定時してもらえると 思いきや 「山本五十六が絶大な人気を持っていたので、東京裁判で海軍は(A級)戦犯に問われた数が少ない」とか 「独裁者は広大な敷地に住むと相場が決まってる」とか なにやら偏った考えが見けられます。 また、資料を丁寧に調べた様子もなく、またこれまでの定説を 独自の解釈で書かれている箇所もあり、少々読みづらいです。 せめて、どういった資料を参考にしたのかの記載は 必要です。 偉い人にはありがちな独善的な著書ですね。
講談社
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